武当武術とは

武当武術の発祥地は湖北省の武当山です。
その創始者は元朝末期、明朝初期の武当道人、張三豊で、『易経』と『道徳経』の神髄と武術を巧みに一体化して、ハイレベルの健康フィットネスを創造しました。
太極拳、形意拳、八卦掌が武当武術の中核です。数百年かけて「道理を核心とする。健康が主目的で、技を磨くのは第二とする。道徳を門風とし、自然を愛する。」という中国文化の流派となりました。
武当武術の文化的特徴は、道教の文化と中国の伝統的な武術の相互融合の産物であり、武術と健康法の自然な組み合わせであり、深い伝統的な武術文化を持つだけでなく、優れた科学的論理を含んでいます。
太極拳は「意識で身体を導くこと」を強調し、次に「身体は意識に従う」を重んじます。形意拳は「意識を用いて力を用いず、意が気を導き、気が力に到達する」を重んじます。八卦掌は円を描いて歩き意識を深めます。
これらはすべて道家の「道を究める」を体現して「その意図を推し量り、不老長寿をめざす」のという健康長寿の主旨に符合して「内養外練」を行います。「内養外練」は肉体的なトレーニングとメンタルトレーニングを組み合わせた運動理念となっています。